膝痛 サプリメント

膝痛とサプリメント

膝痛にサプリメントを摂取するとよい、サプリメントのショップではよく宣伝文句にもなっていますよね。そこで膝痛にサプリメントは本当に効くのか?膝痛の対処法、サプリメントに頼らない膝痛軽減法などを検証してみました。

膝痛

まず、膝痛の症状を訴えるほとんどケースが変形性膝関節症です。変形性膝関節症 (膝痛) は、膝の怪我や加齢などによって、膝のクッションの役目である軟骨がすり減ってしまい、膝の内側や外側に痛みを感じます。とくに中高年には多い症状です。

膝痛にはほかにも半月板損傷(断裂)があります。半月板損傷(断裂)はスポーツや力仕事などで膝に激しい捻りを加えてしまい半月板に損傷を与えることでなってしまいます。

膝痛軽減法

では効果的な膝痛軽減法としてもっとも効果的なのはなんでしょう?

●まずは体重を減らすことが一番です。

そんなこと?と思うなかれ。どんな治療やサプリメントよりも体重をほんの2〜3kg減らすだけでも膝痛は軽減されます。まずは今の体重より増やさないこと、そしてゆっくりと体重を減らすようにしてみましょう。

●つぎに膝を支えている膝のまわりの筋肉(大腿四頭筋)を強化する。

とくに太ももの前側の筋肉を強化することで膝への負担が軽くなります。筋肉の強化についての運動は長い年月を必要としますし、間違った方法は逆効果になるので専門的な知識のある医師や理学療法士に相談しましょう。

●和式の生活から洋式の生活に変える。

正座をやめていすを使うように、要は膝に負担のかかることをしないようにしましょう。

 

これらのことを注意して心がけることで膝痛は緩和するでしょう。

膝痛治療の補助としてのサプリメント

そのうえで補助として膝痛によいとされるサプリメントを摂取するといいと思います。

膝痛におすすめのサプリメントとしてよく含まれる成分がコンドロイチンです。食事としてはフカヒレ、ウナギ、鶏の皮、軟骨、納豆やオクラなどネバネバしたものなどに多く含まれます。

コンドロイチンはムコ多糖類の一種で食物繊維の仲間です。コラーゲンとともに関節の軟骨や靭帯、角膜などの結合組織の構成する成分です。もともとは皮膚細胞に水分を引き寄せて保持する作用があることから美容目的に使われていましたが、近年からだの潤滑油として老化防止にコンドロイチン硫酸が注目されるようになりました。

 

コンドロイチンと並んで膝痛に効果があるとされるサプリメントの成分にグルコサミンがあります。

グルコサミンは動物の皮膚や軟骨、甲殻類の殻に含まれる糖とアミノ酸が結合したアミノ糖の一種です。グルコサミンは元々からだの中にもあるものですが、加齢とともに失われていきます。グルコサミンは、軟骨細胞を形成するもとになる成分で、関節部分の細胞の新陳代謝に大切な役割を果たしています。

 

理解しておいてほしいのは人間のからだは、サプリメントを少し飲んですぐ効果が出るほど簡単にはできていません。軟骨を再生し膝痛を抑えるサプリメントとしてさまざまな商品が売られていますが、効果のほどははっきりとはわかりません。

しかし先ほど挙げた3つの項目を実践して、補助的に膝痛のサプリメントを摂取することで症状がよくなる、緩和されることもあります。

 

適切な使い方で膝痛から解放されることを願っています。